Feelin' Groovy

Your Songs

このアルバムは、サイモン&ガーファンクルとビートルズ以外の60〜70年代のポップスのアレンジを集めたという点では、2009年に出した「Will You Dance?」の続編にあたります。これらの曲の大半をリアルタイムで聴いていたことは、今となっては大きな財産となっています。

使用楽器:Jeffrey Yong Tioman III

使用弦:Savarez CR510

録音:2015年10月6日、10月8日(横浜)

リリース:2015年10月

収録曲:1. A Whiter Shade Of Pale / 2. City Of New Orleans / 3. (They Long To Be) Close To You / 4. You Can Close You Eyes / 5. Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree / 6. Alone Again (Naturally) / 7. Your Song / 8. She's Always A Woman / 9. Saturday In The Park / 10. Home Again / 11. 卒業写真 / 12. いとしのエリー

1. A Whiter Shade Of Pale - 邦題:青い影

by Gary Brooker, Keith Reid, Matthew Fisher, performed by Procol Harum
Key: C / Tuning: standard

プロコル・ハルムのデビューシングルとしてリリースされたもので、「Procol Harum」というアルバム(米国盤)に収録されています。この曲は、娘の結婚式で弾く曲を選んでいる時に候補になったのですが、歌詞をよく見ると、邦題の「青い影」というよりは、「顔面蒼白」みたいな感じで、結婚式にはふさわしくないと判断しました。作者の一人が「歌詞には特に意味はない」と言っていたのもどこかで目にしました。ある日、ネットで「チューニングのピッチをA=440Hz以外にする」という記事を目にし、デモビデオを見たら私のアレンジが採用されていました。テネシー州在住の方が書いたもので、これがご縁で2014年夏の「一宿一飯のお礼は演奏で」ツアーでもお世話になりました。前奏と間奏のオルガンパートはバッハの「G線上のアリア」に似ているとの説もあります。アレンジは、この前奏と間奏部分のみハイポジションを含むものになっていますが、唄の部分はいたってシンプルなものにしてあります。

2. City Of New Orleans - 邦題:シティ・オブ・ニューオーリンズ

written by Steve Goodman, performed by Arlo Guthrie
Key: G / Tuning: standard

フィンガーピッキングギターの練習によく使っていたのがアーロ・ガスリーの「アリスのレストラン」でした。針を一度落とせば、18分以上レコードに合わせて弾くことができたのです。この曲の作者はスティーブ・グッドマンですが、私はアーロのバージョンで知りました。彼の5枚目のアルバム「Hobo's Lullaby」に収録されています(「アリスのレストラン」のオリジナルサウンドトラック盤を含めれば6枚目)。アレンジは、特に凝ったことはしていませんが、アーロの歌が聴こえてくるようなフィールを取り込むことに努めました。

3. (They Long To Be) Close To You - 邦題:遙かなる影

written by Burt Bacharach, Hal David, performed by The Carpenters
Key: C / Tuning: standard

カーペンターズの2枚目のアルバムのタイトルカットです(アルバムの原題は「Close To You」)。曲自体は60年代前半に何度かレコード化されていますが、この曲に関してはカーペンターズのバージョンが最も有名なのではないでしょうか。アレンジは、カーペンターズのものをベースに仕上げました。

4. You Can Close You Eyes - 邦題:目を閉じてごらん

written and performed by James Taylor
Key: D / Tuning: standard

ジェームス・テイラーの3枚目のアルバム「Mud Slide Slim and the Blue Horizon」に収録されている曲です。ヒット曲ではないかもしれませんが、ジェームス・テイラーの中でも特に好きな曲です。Dキーのアレンジにおける新しいアイデアを試した最初の曲でもあります。

5. Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree - 邦題:幸せの黄色いリボン

written by Irwin Levine & L. Russell Brown, performed by Tony Orlando and Dawn
Key: C / Tuning: standard

初めて渡米した1973年の春、2週間お世話になったホストの家から学校までの車の中で毎日聴いた思い出深いトニー・オーランド&ドーンのヒット曲です。パメロイというワシントン州東部の人口2000人ほどの小さな町でしたが、2014年の「一宿一飯のお礼は演奏で」ツアーで寄った時、まだ当時のことを覚えている方にも出会いました。Cキーではアルタネイトベースを維持しつつ高いピッチの音を出すのは意外にも難しいのですが(セーハを使うとベース音が相応に高くなってしまう)、このアレンジではあえてセーハを使わずにこの問題を解消する方法に取り組んでみました。

6. Alone Again (Naturally) - 邦題:アローン・アゲイン (ナチュラリー)

written and performed by Gilbert O'Sullivan
Key: G / Tuning: standard

ギルバート・オサリバンと言えばこの曲です。シングルとしてリリースされ、2012年に発表されたリマスター盤の「Back to Front」にボーナストラックとして収録されています。今でも頻繁に耳にする70年代を代表する曲の1つです。ネットで見つけたコード譜はGbでしたが、それを参考にGに置き換えながらアレンジしました。以降、キーの違うコード譜を見ながら頭の中で変換しながらアレンジする習慣がつきました。

7. Your Song - 邦題:僕の歌は君の歌

written by Elton John and Bernie Taupin, performed by Elton John
Key: C / Tuning: standard

エルトン・ジョンの2枚目のアルバム「Elton John」に収録されていて、Take Me to The PilotのB面としてリリースされました。これも上の「Alone Again (Naturally)」同様、今でもよく耳にする70年代を代表する曲の1つです。

8. She's Always A Woman - 邦題:シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン

written and performed by Billy Joel
Key: D / Tuning: standard

ビリー・ジョエルの5枚目のアルバム「The Stranger」に収録されている曲です。元奥さんを歌ったこの曲で、ビリー自身は「この曲を歌っていると、今晩何食べようかなどと考えてしまう」ので演奏しなくなったと何かのインタビューで語っていました。ゴードン・ライトフットの作風に影響を受けて作ったそうです。ただ、曲としては大変素晴らしいもので、個人的には自分のアレンジの中でも3本の指に入る出来だと思っています。

9. Saturday In The Park - 邦題:サタデイ・イン・ザ・パーク

written by Robert Lamm, performed by Chicago
Key: C / Tuning: standard

シカゴの4枚目のアルバム「Chicago V」に収録されている曲です。この直前にカーネギーホールでのライブを収録したアルバムが出ているため「V」になっているのでしょう。それまでの硬派なブラスロックのイメージがこの辺りから変わり出し、70年代後半にはヒット曲を次々と送り出すポップグループとなりました。アレンジは、途中のGmになる部分が最初に出てきて、その前後を埋める形で仕上げていきました。

10. Home Again - 邦題:ホーム・アゲイン

written and performed by Carole King
Key: A / Tuning: standard

キャロル・キングの2枚目のアルバム「Tapestry」に収録されている曲です。名曲揃いのアルバムの中でも特に好きな曲で、アレンジそのものは随分前から取り掛かっていました。今回、録音するにあたってオリジナル音源を聴き返してみると、メロディーが記憶とは少し異なっていることに気付き、録音中に修正を加えながら仕上げていきました。

11. 卒業写真

written and performed by 荒井由美
Key: C / Tuning: standard

荒井由美(後の松任谷由実)の3枚目のアルバム「COBALT HOUR」に収録されている曲です。私が高校を卒業する頃によく寮内でかかっていました。アレンジは記憶を頼りにしているので、細かい部分では異なるかもしれませんが、間奏や、メロディーラインが微妙に異なる部分も再現してみました。

12. いとしのエリー

written by 桑田佳祐, performed by サザンオールスターズ
Key: A / Tuning: standard

サザンオールスターズの3枚目のシングルとしてリリースされた曲です。レイ・チャールズもカバーしており、ある日、湘南海岸沿いのレストランでBGM演奏をしている時にこの曲を弾いたところ、若いお客さんが「レイ・チャールズの曲ですね」と話し掛けてきたので「サザンオールスターズの曲ですよ」と言ったら驚かれていました。mp3.com時代に、この曲をアップした翌日に「りえ」という女性から、落ち込んだ気持ちの中偶然私の演奏を耳にして助けられたというメールが届き、その翌日にお相撲さんと女優の宮沢りえさんが破断したとのニュースがありました。今でもあれは宮沢りえさんだったのではと思っています。

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