Will You Dance?

Will You Dance?

振り返ってみれば、私が10代の頃は音楽に関しては黄金期でした。今でもテレビコマーシャルなどで頻繁に使用される楽曲の多くは当時のものです。このアルバムは、それらの曲を集めたものです。また、このアルバムは、この年に亡くなった母に捧げるものでもあります。

使用楽器:Jose Ramirez E2

使用弦:Augustine Red

録音:2009年10月20日〜10月31日(大阪)

リリース:2009年11月

収録曲:1. American Pie / 2. It's Too Late / 3. Killing Me Softly With His Song / 4. Just The Way You Are / 5. Rainy Days And Mondays / 6. Daniel / 7. Desperado / 8. Does Anybody Really Know What Time It Is? / 9. Tequila Sunrise / 10. Will You Dance? / 11. The Circle Game / 12. The Weight

1. American Pie - 邦題:アメリカン・パイ

written and performed by Don McLean
Key: G / Tuning: standard

ドン・マクリーンの2枚目のアルバムのタイトルトラックです。この曲をアレンジしようと思ったきっかけは、チェットが演奏する同じドン・マクリーン作の「Vincent」が主にナッシュビル系フィンガースタイルギタリストの間でポピュラーだったからかもしれませんが、実際のところよく覚えていません。原曲は、シングル盤のA面B面に分かれて収録されたほどの長い曲なので(8分以上)、このアレンジは5分程度に短縮してありますが、正確にオリジナルを分析したわけではなく、あくまでも感覚でまとめたという感じです。2014年のCAASで、ジョン・ノウルズ氏のマスタークラスにて本人直々のリクエストでゲスト演奏したのがこの曲でした。

2. It's Too Late - 邦題:イッツ・トゥー・レイト

written and performed by Carole King
Key: Am / Tuning: standard

キャロル・キングの2枚目のアルバム「Tapestry(邦題:つづれおり)」に収録されている曲です。寮生活を送っていた中学時代、どの部屋に行ってもこのアルバムが転がっていた時期がありました。今でも陽が差す窓辺にキャロル・キングが腰掛けているミレーの絵画のようなジャケットを見ると今でも当時の光景が思い出されます。最近のアコースティックギター弾きの間で流行っている右手を弦に当てるだけでつま弾かない「チャッ」という奏法も間を取るために使用しています。

3. Killing Me Softly With His Song - 邦題:やさしく歌って

written by Charles Fox & Norman Gimbe, performed by Roberta Flack
Key: Em / Tuning: standard

ロバータ・フラックの(ソロ名義での)4枚目のアルバム「Killing Me Softly」に収録されていて、日本において彼女の名前を一躍有名にした曲です。当時のインスタントコーヒーのTVコマーシャルでも流れていました。このアレンジは、メロディーとベース/和音に加え、特徴的なギターによるオブリガードも取り入れたものに仕上げてあります。

4. Just The Way You Are - 邦題:素顔のままで

written and performed by Billy Joel
Key: D / Tuning: standard

ビリー・ジョエルの5枚目のアルバム「The Stranger」に収録されている曲です。まだ日本では有名ではなかった1976年にラジオで1つ前のアルバム「Turnstile」からの「James」という曲を聴いてファンになりました。1977年の渡米後に出たこのアルバムを初めて聴いた時、この曲は間違いなくヒットすると確信しました(当初は別の曲がラジオで掛かっていた)。シアトルでのコンサートにも行きました。アレンジは特に凝ったものではありませんが、何故かビリーの歌声が聴こえてくる不思議なものになっています。

5. Rainy Days And Mondays - 邦題:雨の日と月曜日は

written by Roger Nichols & Paul Williams, performed by The Carpenters
Key: E / Tuning: standard

カーペンターズの3枚目のアルバム「Carpenters」に収録されている曲です。彼らも70年代の音楽シーンには欠かせないグループでした。カレンの歌声を聴かなかった日はなかったといっても過言ではありません。彼らの曲は完成度が高いので、アレンジも相応に隙のないものにしなくてはなりません。幸い、私は作者の一人であるポール・ウィリアムスのバージョンも聴いていたので、それらを組み合わせた形でアレンジを仕上げました。

6. Daniel - 邦題:ダニエル

written by Elton John & Bernie Taupin, performed by Elton John
Key: C / Tuning: standard

エルトン・ジョンの6枚目のアルバム「Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player」に収録されている曲です。この曲は、2008年にEUツアーをした際に、プラハでお世話になった家のご主人からリクエストされ、その時はまだレパートリーにしていなかったことから宿題として持ち帰り、帰国後に仕上げました。比較的シンプルなアレンジですが、旋律と和音の刻みのタイミングが少しでもずれると曲として成立しない繊細な部分もあります。

7. Desperado - 邦題:ならず者

written by Glenn Frey and Don Henley, performed by The Eagles
Key: G / Tuning: standard

The Eaglesの2枚目のアルバムのタイトルトラックです。ピアノ伴奏をメインにしたバラードで、このアレンジでは特に凝ったことはしていませんが、サビの部分の多少跳ねるようなフィールも再現しています。

8. Does Anybody Really Know What Time It Is? - 邦題:いったい現実を把握している者はいるだろうか?

written by Robert Lamm, performed by The Chicago
Key: G / Tuning: standard

Chicagoのデビューアルバム「The Chicago Transit Authority」に収録されている曲です。このアルバムのタイトルはこの当時のバンドの正式名称だったそうです。70年代後半からはポップ路線に移行していきましたが、前半はかなり硬派なバンドでした。アルバムに収録されていたオリジナルバージョンではピアノのイントロがありましたが、このアレンジでは、ホーンセクションで始まるイントロからになっています。

9. Tequila Sunrise - 邦題:テキーラ・サンライズ

written by Glenn Frey and Don Henley, performed by The Eagles
Key: G / Tuning: standard

これも前出の「Desperado」と同じくThe Eaglesの2枚目のアルバム「Desperado(邦題:ならず者)」に収録されている曲です。西海岸を転々としていた時、夕暮れ時にカーラジオからこの曲が流れた時の光景は今でもまぶたに焼き付いています。

10. Will You Dance? - 邦題:ウィル・ユー・ダンス?

written and performed by Janis Ian
Key: A / Tuning: standard

ジャニス・イアンの通算9枚目のアルバム「Miracle Row」に収録されている曲です。日本ではドラマ「岸辺のアルバム」の主題歌として大ヒットしました。私はこのドラマそのものは観ていませんが(シアトル滞在中だった)、初めて聴いた時からお気に入りの1曲となりました。スコット・ジョップリンの中でも特に好きな「Solace - Mexican Serenade」とよく似たハバネラのリズムを使っていたからかもしれません。私事ですが、2009年に亡くなった母が入院する前日にベッドサイドで弾いたのがこの曲でした。YouTubeにアップしたこの曲のビデオにはジャニス・イアン氏本人からコメントが届き、来日コンサートに招待されるという光栄にも授かりました。アレンジは、ハバネラ風のリズムを最大限活かすために、通常の弾きながら詰めていく手法ではなく、ベースラインを書き出した上に旋律や和音を乗せていく手法で仕上げました。

11. The Circle Game - 邦題:サークル・ゲーム

written and performed by Joni Mitchell
Key: C / Tuning: standard

ジョニ・ミッチェルの3枚目のアルバム「Ladies of the Canyon」に収録されている曲です。1970年に公開された映画「いちご白書(原題:The Strawberry Statement)」では、バフィー・セイント・メリー(Buffy Saint-Marie)によるカバーが主題歌として使用されました。

12. The Weight - 邦題:ザ・ウェイト

written by Jaime Robbie Robertson, performed by The Band
Key: A / Tuning: standard

ザ・バンドのデビューアルバム「Music from Big Pink」に収録されている曲です。実は、ザ・バンドに関しては5枚目のアルバム「Moondog Matinee」しか聴いたことがなく、この曲をどこでどう覚えたのかは今となっては思い出せません。アレンジは、スタジオで録音しながら仕上げました。

ご注文はこちらからHOME