I Feel Fine

I Feel Fine

「Here Comes The Sun」(2008年)、「Good Day Sunshine」(2010年) に続くビートルズカバー集第3弾です。このアルバムでは、ビートルズ時代の11曲とポールとジョン、それにジョージのソロをそれぞれ1曲ずつ、全部で14曲収録されています。何曲かは「Fingerstyle Guitar」(廃盤) に含まれていたものもありますが、ここでは、それらもすべて新録音で収録しています。

使用楽器:Jose Ramirez 130 anos

使用弦:Savarez 510AR

録音:2014年4月1日〜8日(横浜)

リリース:2014年4月

収録曲:1. I Feel Fine /2. The Fool On The Hill /3. I Am The Walrus /4. Honey Pie /5. Martha My Dear /6. Revolution /7. Oh! Darling /8. Ob-La-Di, Ob-La-Da /9. A Day In The Life /10. The Long And Winding Road /11. Back In The USSR /12. Love /13. London Town /14. All Things Must Pass

1. I Feel Fine - 邦題:アイ・フィール・ファイン

by Lennon & McCartney
Key: A / Tuning: standard

8枚目のシングルとしてリリースされた曲で(B面は「She's A Woman」)、1988年にリリースされたコンピレーションアルバム「PAST MASTERS VOLUME ONE」に収録されています。本来は避けようとするフィードバックを効果として使用したイントロが印象的です。フィンガースタイル用の曲ではと思えるほどギター1本にフィットするアレンジになっています(流石にフィードバックまでは再現できませんでしたが)。

2. The Fool On The Hill - 邦題:フール・オン・ザ・ヒル

by Lennon & McCartney
Key: D / Tuning: standard

9枚目のアルバム「Magical Mystery Tour」に収録されている曲です(発売当初このアルバムはオリジナルアルバムという位置付けではありませんでしたが、CD化された時点では公式のものとなっています)。しっとりと聴かせるポールのボーカルを最大限再現できるようにアレンジ/演奏しました。

3. I Am The Walrus - 邦題:アイ・アム・ザ・ウォーレス

by Lennon & McCartney
Key: A / Tuning: standard

これも上の「The Fool On The Hill」同様、9枚目のアルバム「Magical Mystery Tour」に収録されている曲です(発売当初このアルバムはオリジナルアルバムという位置付けではありませんでしたが、CD化された時点では公式のものとなっています)。私の一連のビートルズアレンジはこの曲から始まりました(この曲ができれば何でもできるということで)。同名テレビ映画の評判が芳しくなかった件に関してポールは「I Am The Warlusを演奏している映像があるだけでも十分価値がある」と言っていました。私も同感です。ちなみに、某コンテストにはこの曲と後述の「A Day In The Life」で出場しました。

4. Honey Pie - 邦題:ハニー・パイ

by Lennon & McCartney
Key: G / Tuning: standard

9枚目のアルバム「The Beatles」(通称:ホワイトアルバム、「Magical Mystery Tour」のサウンドトラック盤を含めれば10枚目) に収録されている曲です。ノスタルジックな曲調はフィンガースタイルにもぴったりで、ジャズ風なギターソロも含めたアレンジに仕上げてあります。

5. Martha My Dear - 邦題:マーサ・マイ・ディア

by Lennon & McCartney
Key: G / Tuning: standard

これも上の「Honey Pie」同様、9枚目のアルバム「The Beatles」(通称:ホワイトアルバム、「Magical Mystery Tour」のサウンドトラック盤を含めれば10枚目) に収録されている曲です。ピアノと管弦楽によるバッキングにドラム/ベース/エレキギターが加わるという構成は、当時としてはかなり珍しかったはずです。ちなみに、管弦楽以外は、アレンジも演奏もすべてポール一人でやり(管弦楽のアレンジのみジョージ・マーティンと共同)、ビートルズの他のメンバーは録音に参加していないそうです。

6. Revolution - 邦題:レボリューション

by Lennon & McCartney
Key: C / Tuning: standard

18枚目のシングル「Hey Jude」のB面として1968年にリリースされた曲で、1988年にリリースされたコンピレーションアルバム「PAST MASTERS VOLUME TWO」に収録されています。「The Beatles」(通称:ホワイトアルバム)にも少しテンポを落としたバージョンが「Revolution 1」というタイトルで含まれていますが、ジョンは元々こちらのバージョンと後に「Revolution 9」となるフリーな展開で構成された12分にも及ぶテイクのシングルカットを要望したそうです。ここでは、シングル用にリメイクされたバージョンを参考にアレンジしています。

7. Oh! Darling - 邦題:オー!ダーリン

by Lennon & McCartney
Key: E / Tuning: standard

11枚目のアルバム「Abbey Road」に収録されている曲です(「Magical Mystery Tour」のサウンドトラック盤を含めれば12枚目)。イントロのコードを覚えた時点で残りが「待ってました」と出てきたアレンジです。後に譜面に起こす際に、字余りのようなビートが含まれていることに気付きましたが、既にこれが自然な流れになってしまっており、原曲通りに弾くと急かされているような感覚になります。

8. Ob-La-Di, Ob-La-Da - 邦題:オブラディ・オブラダ

by Lennon & McCartney
Key: G / Tuning: standard

9枚目のアルバム「The Beatles」(通称:ホワイトアルバム、「Magical Mystery Tour」のサウンドトラック盤を含めれば10枚目) に収録されている曲です。まるで、フィンガースタイル用に作曲されたかのように6本の弦にほどよく収まります。最近では、スタッカート気味のベースの雰囲気を出すように心掛けて演奏しています。

9. A Day In The Life - 邦題:ア・デイ・イン・ザ・ライフ

by Lennon & McCartney
Key: G / Tuning: standard

8枚目のアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」に収録されている曲です。大胆な弦楽による上昇をフィーチャーしたかなり実験的な曲ですが、意外にもフィンガースタイルにも合います。先にも触れましたが、某コンテストにはこの曲と「I Am The Warlus」で出場しました。

10. The Long And Winding Road - 邦題:ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード

by Lennon & McCartney
Key: G / Tuning: standard

13枚目で解散前の最後のアルバムとなった「Let It Be」(「Magical Mystery Tour」のサウンドトラック盤を含めれば14枚目) )に収録されている曲です。フィル・スペクターによる後付けのオーケストレーションを面白く思わなかったポールは、この再プロデュースを主導したアラン・クレインの動きを封じる目的で他のメンバー3人に対して法的解散を求めて起こしたた訴訟でも、この曲のアレンジが根拠の1つとされたそうです。遅かれ早かれ解散する運命にあったのでしょうが、これが引き金の1つであったことは間違いないでしょう。アレンジは、甘美なメロディーが浮き出るようにシンプルにまとめてあります。

11. Back In The U.S.S.R. - 邦題:バック・イン・ザ・U.S.S.R.

by Lennon & McCartney
Key: A / Tuning: standard

9枚目のアルバム「The Beatles」(通称:ホワイトアルバム、「Magical Mystery Tour」のサウンドトラック盤を含めれば10枚目) に収録されている曲です。ストレートなロックンロールは案外フィンガースタイルに向いていると気付かされる曲です。

12. Love - 邦題:ラブ

by John Lennon
Key: Em / Tuning: standard

ビートルズ在籍中にもジョン・レノン&オノ・ヨーコ名義で「未完成作品第1番 トゥー・ヴァージンズ」「未完成作品第2番 ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ」「ウェディング・アルバム」の3枚をリリースしていますが、解散後のソロとしては1枚目のアルバム「John Lennon/Plastic Ono Band」(邦題:ジョンの魂) に収録されている曲です。日本ではレターメンで大ヒットしました。原曲はフィル・スペクターのピアノとジョンのアコースティックギター&ボーカルのみのシンプルな構成で、このアレンジはピアノとボーカルの両方を含めたものに仕上げています。

13. London Town - 邦題:たそがれのロンドン・タウン

by Paul McCartney & Denny Laine
Key: G / Tuning: standard

ウィングスの6枚目のアルバム「London Town(邦題:ロンドン・タウン)」(ソロになってからの通算は8枚目)に収録されている曲です。ポールのソロ曲としては地味な方ですが、70年代後半にシアトルで過ごした時によく聴いていたのもあり、私の中ではお気に入りになっています。アレンジは、できるだけ原曲の雰囲気を出せるように仕上げてあります。

14. All Things Must Pass - 邦題:オール・シングス・マスト・パス

by George Harrison
Key: E / Tuning: standard

ビートルズ在籍中にも1968年に「Wonderwall」(邦題:不思議の壁)、1969年に「Electronic Sound」(邦題:電子音楽の世界) をリリースしていますが、解散後のジョージのソロアルバムとしては1枚目になる「All Things Must Pass」のタイトル曲です。ポールの真似をしたわけではありませんが私もどうもフィル・スペクターの重厚なサウンドが好きになれず、このアルバムそのものは余り聴いた記憶がないのですが、1996年にリリースされた「The Beatles' Anthology 3」(邦題:ザ・ビートルズ・アンソロジー3) に収められていたジョージの弾き語りバージョンには一気に引き込まれました。このアレンジは、これを参考にしています。もしこの曲をビートルズ名義でやっていたら(時期的には可能性があったので)、この3枚組の大作のタイトルも変わっていたのかもしれません。

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