Here Comes The Sun

Here Comes The Sun

中学〜高校とサイモン&ガーファンクルと同じぐらい日常的に聴いて演奏していたのがビートルズです。何人か集まれば誰かがギターを取って(大抵は私でした)皆で歌い出したものです。基本的にビートルズの曲はこの頃に身体に染み込みました。このアルバムに収録されている曲もそんな記憶をギターを通じて1本で再現しようとしたものであり、「アレンジ」という言葉は今ひとつピンと来ません。ビートルズ時代の13曲を年代順に並べ、最後にポールとジョンのソロから1曲ずつ収録しています。

使用楽器:Jose Ramirez E2

使用弦:Augustine Red

録音:2008年11月27日〜12月13日(大阪)

リリース:2008年12月

収録曲:1. Love Me Do/2. All My Loving/3. No Reply/4. Yesterday/5. Norwegian Wood/6. Girl/7. Here There And Everywhere/8. Lucy In The Sky With Diamonds/9. When I'm Sixty-Four/10. Lady Madonna/11. Hey Jude/12. Here Comes The Sun/13. Her Majesty/14. Another Day/15. Happy Xmas (War Is Over)

1. Love Me Do - 邦題:ラヴ・ミー・ドゥ

by Lennon & McCartney
Key: G / Tuning: standard

1曲目は彼らの記念すべきデビュー曲にしました。イギリス盤公式オリジナル・アルバムでもある「Please Please Me」に収録されています。この前にも実際にレコーディングされたものはありますが、ビートルズとしてはやはりこの曲でしょう。アルタネイトベースに乗せたアレンジになっています。エンディング前のポールの高音ボイスもそれなりに取り入れてみました。

2. All My Loving - 邦題:オール・マイ・ラヴィング

by Lennon & McCartney
Key: G / Tuning: standard

2枚目のアルバム「With The Beatles」に収録されている曲です。前半は単純なアルタネイトベースを使用したシンプルなものになっていますが、後半はポールのウォーキングベースを取り入れてみました。CDを購入された方の中には「これって本当にソロ?」と質問してくる人もいました。してやったりです。

3. No Reply - 邦題:ノー・リプライ

by Lennon & McCartney
Key: C / Tuning: standard

4枚目のアルバム「Beatles for sale」に収録されている曲です。このアレンジは、オリジナルの雰囲気を再現するというコンセプトからは少し外れたものになっています。どちらかと言うとバラード風に仕上がっているのです。特に理由はないのですが、なぜかそうなったのです。

4. Yesterday - 邦題:イエスタデイ

by Lennon & McCartney
Key: F / Tuning: standard

5枚目のアルバム「Help!」に収録されている曲です。恐らく最も有名なビートルズの曲ではないでしょうか。ポールはチューニングを全音下げたGキー(つまりF)で伴奏しているそうですが、ここでは敢えてオリジナルキーのFでアレンジしてみました。バラードのイメージが強いのか、刻みながら弾くスタイルにクレーム(?)が来ることもありますが、謝りつつも「ビートルズのオリジナルを聴いてみて」と心の中で訴えているのです。

5. Norwegian Wood - 邦題:ノルウェーの森

by Lennon & McCartney
Key: G / Tuning: standard

6枚目のアルバム「Rubber Soul」に収録されている曲です。インドに傾向し始めたジョージの影響でシタールがフューチャーされていて、ここではそれも何とか取り入れようと試みましたが、シタール独特の揺らぎと音程はやはり難しいようです。この曲は、前作の「I Am A Rock」と「American Tune」同様、スタジオで録音を始めてからアレンジを開始しました。

6. Girl - 邦題:ガール

by Lennon & McCartney
Key: Em / Tuning: standard

この曲も「Rubber Soul」からです。母からのリクエストでアレンジしたものですが、今ではお気に入りの1曲となっています。息を吸うような音もスライド奏法で再現しています。後半のシャッフル感のない恐らくジョージの12弦ギターによるものと思われる特長のあるフレーズも取り入れています。

7. Here There And Everywhere - 邦題:ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア

by Lennon & McCartney
Key: G / Tuning: standard

7枚目のアルバム「Revolver」に収録されていて、ビートルズの曲の中でもソロギター弾きがよく取り上げる曲です。

8. Lucy In The Sky With Diamonds - 邦題:ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ

by Lennon & McCartney
Key: A / Tuning: standard

8枚目のアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」に収録されている曲です。ジョンが書いたと思われますが、もしかしたらサビの部分はポールが手伝っているかもしれません(リードボーカルがポールに変わるので)。この曲は、ある日ギターを弾いていると、ジョンがリードボーカルを取っている前半の後半部分のあるフレーズそっくりなフレーズが出てきたので、そこから前後を埋め合わせるように仕上げていきました。サビの部分でのポールのベースによる動きも覚えている範囲で再現してみました。

9. When I'm Sixty-Four - 邦題:ホエン・アイム・シックスティー・フォー

by Lennon & McCartney
Key: C (Db) / Capo: 1st / Tuning: standard

これも「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」に収録されている曲です。アルタネイトベースがしっくり収まるノスタルジックな曲で、ポールはビートルズ結成前からこの曲のアイデアを持っていたそうです。ここではオリジナルキーを尊重してカポを1フレットに付けて演奏しています。アルタネイトベースにトレモロを組み合わせた奏法も使用しています。

10. Lady Madonna - 邦題:レディ・マドンナ

by Lennon & McCartney
Key: A / Tuning: standard

シングルとしてリリースされた曲です(B面は「The Inner Light」)。その後アメリカでリリースされたアルバム「Hey Jude」、それに解散後にリリースされた「The Beatles / 1967-1970」や「Past Masters Volume Two」などのオムニバス的なアルバムには収録されています。チェット・アトキンスやトミー・エマニュエルなどのギタリストもレパートリーにしているので、正直、最初は必要性があるのかためらいました。

11. Hey Jude - 邦題:ヘイ・ジュード

by Lennon & McCartney
Key: A / Tuning: standard

上の「Lady Madonna」同様、シングルとしてリリースされた曲です(B面は「Revolution」)。この曲もその後アメリカでリリースされたアルバム「Hey Jude」、それに解散後にリリースされた「The Beatles / 1967-1970」や「Past Masters Volume Two」などのオムニバス的なアルバムには収録されています。グラミー賞はサイモン&ガーファンクルの「Mrs.Robinson」と競って受賞はなりませんでしたが、この2曲が競ったこと自体凄いことだと思います。この曲も「Norwegian Wood」同様、スタジオで録音を開始してからアレンジに取り掛かり(前半部分はある程度出来ていたので、仕上げたという方が正しいかもしれません)、珍しく最初のテイクがマスターテイクとなりました。

12. Here Comes The Sun - 邦題:ヒア・カムズ・ザ・サン

by George Harrison
Key: C / Tuning: standard

11枚目のアルバム「Abbey Road」に収録されている曲です(「Magical Mystery Tour」のサウンドトラック盤を含めれば12枚目)。多くのギタリストにとって7フレットにカポを付けてDキーで弾くというのが当たり前の曲ですが、ここではあえてCキーで挑戦してみました。ポールの力強いベースを再現するには、低音を限界まで使えるこのキーが妥当に思えたからです。ポール・サイモンはあるライブでAキーで弾いていました。

13. Her Majesty - 邦題:ハー・マジェスティー

by Lennon & McCartney
Key: G / Tuning: standard

「Abbey Road」の最後に少しポーズを置いてから入っている曲です。原曲に忠実にほぼ同じ尺で弾いているのですが、CDを購入されたお客さんの中には「何でこの曲は途中で終わるんだ?」と問い合わせてきた人もいます。

14. Another Day - 邦題:アナザー・デイ

by Paul McCartney
Key: G / Tuning: standard

解散後にシングル盤としてリリースされたポールの曲です(B面は「Oh Woman,Oh Why」)。ビートルズ時代の「Yesterday」に引っ掛けたという説もあります。結構お気に入りのアレンジなのですが、曲のシンプルさと地味さ(現代において)からライブで弾く機会があまりないのが残念です。

15. Happy Xmas (War Is Over) - 邦題:ハッピー・クリスマス (戦争は終った)

by John Lennon & Yoko Ono
Key: A / Tuning: standard

ジョンが1971年にシングル盤としてリリースした曲です(B面は「Listen, the Snow Is Falling」)。当時泥沼化していたベトナム戦争に対する反戦歌でもありました。以前はタイトルからクリスマスの季節にしか弾けないと思っていましたが、最近はこの反戦の部分を尊重し、季節に関係なく弾くようになりました。エンディングでトレモロ奏法を使用しています。

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